豆カレー

最近のお気に入り。玉ねぎと挽き肉とじゃがいもと豆の缶詰(ひよこ豆と青エンドウと赤インゲンのやつ)を炒めてトマトとカレー粉で味付けしただけの簡単カレー。じゃがいもはダイス状態にしたのをルクエでチンしちゃうし、トマトは生だったり缶詰だったり作り…

『ロードムービー』

「騙される快感を知った」と言ったけれど、わかっちゃう快感もあるのよな。とはいっても本の背表紙のあらすじ欄に「いつか見たあの校舎へ」とヒントが書いていなければ、すぐにはあの作品に関係があるのだろうと思い当たらずに、そうしたら気づくのが遅れた…

『魔女は甦る』

私は動物全般がこわくて、鳥とげっ歯類と蝶・蛾がきらいです。なのになんでこれ読んでしまったのか…。『さよならドビュッシー』、『おやすみラフマニノフ』の作者の本なのでなんとなく読んでみたら、ものすごくものすごくものすごくこわかった。しかも救いが…

『花散らしの雨』

みをつくし料理帳シリーズの2作目。ふきちゃん、美緒さん初登場の回。澪と小松原の恋がもう気になって仕方ない。少女マンガ、それも昔のやつみたいな淡さでスロウさで、きゅんきゅんです。島本理生や井上荒野のようなのより、私はこのくらいの濃度の恋愛もの…

そのほか10月に読んだ本

おお、ほぼ辻村深月作品。久々に新規開拓して面白かったので、もりもり読んだ。全部が全部好きではなかったけど。例えば評判の高い『スロウハイツの神様』は私にはあんまり。『冷たい校舎〜』と同じくらいのインパクトがあってものすごい読ませられる?推進…

悩め2

会社の友人*1が大量コピーをしている私にそそっと寄ってきて、「最近就活してる?」と小声で聞いてきた。彼女は私が本来やりたいことを知っている。最近の、ものすごくばかにされた採用試験のことも知っている。 私も彼女が今相当に参っていることを感じてい…

『出世花』

同僚との不義密通の上、出奔した妻とその相手を追って、幼い娘・艶を連れて妻敵討ちの旅に出た武士。六年後、父娘は空腹のあまりに口にした野草の毒にやられ、道端に行き倒れ、たまたま通りかかった青泉寺の住職に助けられる。しかし父は寺に運ばれてまもな…

悩め

「悩み相談されないんです」という悩みと「悩み相談をしないんです」という悩み。さみしいのだ。

落ち着け

悪いことしてしまったな、っていう話。 今日は会社の誰もいないトイレで泣いてしまって*1ああどうしようって洗面台で固くしたティッシュで目元をどうにかしようとしていたら*2、トイレのドアが開いて、取引先の男の人が入ってきた。ええ、女子トイレに。 そ…

『ジョゼと虎と魚たち』

ちょうがつくほど今更、観た。眉のふとい樹里ちゃんがえらい可愛い。おばぁがこわい。SABUが出てた。大倉孝二はほんとこういうの似合うと思う。気になってたのは『野田と申します』の江口のりこがどこに出ているかを確認するためだったんだけど、いやあ、た…

『「冷え知らず」さんの しょうがの知恵』

このシリーズを会社でもらうことが多くて好きなんだけど、まさか本が出てるとは。生姜部っていうのは永谷園の社内部活で、2007年からあるらしい。レシピとか、冷え知らず豆知識とか、生姜部の活動とかがあるんだけど、いいなあ生姜部。入りたい…。活動内容と…

『ニューヨーク、アイラブユー』

カルロス・アコスタが出てるー!!!!! 大好きなダンサーのひとりなのでだいこうふん。こんな人が父親だったら素敵すぎる。しかもこの役がまたすんごいいいパパで。勿論ダンサーの役でダンスシーンもあり。映画自体は好きなのもあったけど(ちなみにカルロ…

『冷たい校舎の時は止まる』

あまり評判はよくないみたいだけど、と薦められた(笑)本。確かに批判したい人が突きたいポイントはここなんだろうなーっていうのも少しわかったけど、私はすごく面白く読めた。高校生の、こういうところを、この人は何故こんなにちゃんと覚えてるんだろう。…

最近観たもの。

海外ドラマは毎日のように観てるけど、映画DVDはちょっと久しぶりだ。 キャストがキャストだから期待していたのだけれど、よくもなく悪くもなく。原作が好き過ぎるのがいけなかったかな。でも読んでた当事はまだ岡田将生って出てきてなくて、誰がやるんだろ…

『ジェイン・オースティン 秘められた恋』

恋愛物って観ないけど、可愛い可愛いパートちゃんのおすすめだったので見てみた。アン・ハサウェイすき。 彼女おすすめのマカヴォイは、納得のかっこよさ。この不遜なカオ!つり眉タレ目って反則だと思う。観ながら悔しいけどいい!ってもだもだしてしまった…

生姜、梅、抹茶、柚に梨、それにホットケーキ。

私は好きになるとまっしぐらのオタク体質なので、両親にはたびたびうざがられる。もう少し抑え目ならいいのに、好き好き熱烈過ぎて、例えばCSI:にしてもViggoにしても、「あーはいはい」って気分になるのよ、とは母の弁。でも好きなものがはっきりしていて有…

『お鍋ひとつで、できること』

[asin:477791822X:image] 長尾智子さんが好きです。レシピ本は買わないんだけど、この人の本は何冊か―和菓子の本と、『ベジマニア おいしく食べよう豆・米・野菜』っていうのと、スープの本を持っている。作って楽しくおいしいのは勿論、飽かず眺めていられ…

そのほか8月に読んだ本

『新釈走れメロス』

力いっぱい、だいがくせい!!って感じの小説。近代日本文学の5作を、現代を舞台に新釈したおはなし。この作家は個性的らしい、マニアックにファンな人がわりといるらしい、くらいしか知らなかったのだけれど、すごく面白かったので『命短し歩けよ乙女』も読…

『ごむにんげん』

久しぶりに再読。コバルト文庫って、小学校高学年から中学生にかけて一度は通る女の子って多いんじゃないだろうか。またまた食わずにイメージだけで毛嫌いしてたけど、このタイトルにやられて衝動買いしたのは中2のとき。まさに浩祥ワールドで、初めてファン…

『室の梅』

またまた宇江佐真理。おろく医者と呼ばれる、いわゆる検視官の美馬正哲と、その妻で産婆のお杏。捕物帳なんだけど、というよりは夫婦の物語にプラス捕物って感じ。もちろんフィクションだけど、でも面白かったし、この設定がいいなー。正哲は容貌魁偉、お杏…

『さよならドビュッシー』

8回目のこのミス大賞作、ということで雑誌の広告で見て気になって、それっきり忘れていた本。 ピアニストを目指す16歳の遙は。祖父と従妹と一緒に火事に遭い、ひとりだけ生きる。けれど全身大火傷の大怪我を負ってしまい、普通に生活することもできない体に…

そのほか6月に読んだ本

『ザ・ロード』

コーマック・マッカーシー原作の『ザ・ロード』の映画版。のDVDを買ったので夜中に観た。映画も初日に観にいったなあ。もう1年経つなんてびっくりだ。『血と暴力の国』*1とかが有名な作家で、読みにくいと感じる人も多いのかもしれない。でも好きな本で、好…

『風に舞いあがるビニールシート』

幼馴染に「きみのExにすごく似てる人が描かれてるよ」と薦められたのが最初。大学生の頃。今回は久々に読み返した。友達がゆってたのは表題作なんだけど、ほんと読んだ当時はぼろぼろ泣いたし、確かにExに似てるし、いちばん残る話だった。だからあの、ワニ…

ステップマザーもどきミッションコンプリート。

友人が転職して半年。これまで月に3〜4回くらい彼の息子を預かってたんだけど、もうそれも必要なくなったみたい。最近では随分頻度も減ってたんだけど。彼がうちに来ているときには、小学生男子だからきちんとしたごはん作ってあげなきゃいけないから何かと…

『卵のふわふわ』

恋愛(がメインの)小説は基本的に読まないんだけど、この本は恋愛小説としてすごく好き。 隠密廻りの正一郎に嫁いだのぶは、自分にものすごく冷たい、時には手をあげたり、ひどく罵倒されたりもするけれど、美食家で甘えん坊の舅と、口は悪いけど優しい姑のお…

『彩乃ちゃんのお告げ』

教主様である小学5年生の彩乃ちゃんと、彼女を一時的に預かることになった人たちの物語。真面目で礼儀正しい、でも普通の小学生の彩乃ちゃんには不思議な力がある。『夜散歩』ではOLの女の人、『石階段』では高3の男の子、『夏散歩』では同じ小5の女の子と出…

走れ

14日から、23日を除いて*1毎日走ってる。腰痛やら花粉症やらで1年近く走ってなかったけど、前述の日記のようにもやもやするので走ってみた。前に再開しようとしたときはいつまで経っても慣れなくてくるしくて無理だったけど、今回は無理しなくてもするすると…

懲りろ

昨日は銀座のナルニア教文館でブックトークの実演を見てきた。